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 あなたと出会ったあの日、俺の世界に新たな色がついた。
  
この手であなたを生まれるべき世界へと運んだ。 
小さなあなたの命をこの手に掴んだまま、あなたの生まれるべき世界を巡り、異国の風を肌で感じた。 遠く離れた俺の世界に帰った後も、あなたの事を思うだけで俺の胸は弾み、再会の日がとても待ち遠しかった。
  
今。 
俺の目の前、戸惑った顔をしたまま俺を見上げてくるあなたがここにいる。 
俺の待ち望んだただ一人の大切なあなた。 
 
 
「おかえりなさい。」 
だから、遠い昔に浮かべていたかもしれない笑みよりも、更に嬉しさが伝わる様に心をこめてあなたに声をかける。 
「・・・・・ただいま」 
照れくさそうに少しだけ頬を赤く染めたあなたはそれでも花が咲き誇る様な笑みを向け俺の言葉に答えてくれた。 
あなたが傍にいる。 それだけで俺の色のない世界はあなたの色に染められ、時は回りだす。
  たった一人の大切なあなたの為なら俺は何だって出きるだろう。 なぜなら俺の世界の中心にはあなたがいて、あなたの笑顔が俺を更に強くするから。 あなたが俺を変える、そしてあなたの色に俺は染まるだろう。
 
 
かなり短い話ですがこんなん出来ました。 そしてこれは創作なのですが、パロです。 個別名も出してはいませんがモデルがきっちりいますので、気になる方はどうぞ聞いてみて下さい。 20080306 UP 
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